
意味はあとからついてくる
砂の部屋をはじめたきっかけをよく聞かれるのですが、はじめるタイミングでは意味は大してありませんでした。
けれど、砂の上で過ごし、人を何度も砂に招いて話す中で、砂の記憶が集積し、どんどん繋がりだして、今ではそれが運命であったかのように感じられてしまうのです。
そんな風に、意味があとからついてきたのです。
事の意味は、あとからいくらでも書きかえられると気づいたら、これから起こる未知なる全てに可能性を感じられます。
だから、意味を見出すのは未来の自分に任せて、その瞬間に感じた衝動に従おうと思いました。
それが私にとっての遊びだったのです。